ウサギの体雑学(歯)
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あごすりブログ
◎ウサギの鼻はピクピとよく動き、1分間に20~120回も動いています。
リラックスしている時や、逆に具合の悪いときにはあまり動かず、緊張や警戒している時にはよく動きます。
◎ウサギの嗅覚はとても優れていて、においを感じる細胞(嗅細胞)の数は1億ともいわれています。ちなみに人間は1000万ほどで、人間の10倍もの数となっています。
【鼻のまわりを観察してみましょう!】
🌷鼻水、くしゃみがが出ていませんか?
🌷鼻の周囲が汚れていたり、かさぶたがりませんか?
🌷鼻から異常な音がしませんか?(普段聞かない音がしている)
🌷息が苦しそうではありませんか?
◎透明な鼻水は一度拭き取ってみて、1時間ほど経っても出ていなければ大丈夫。再び出ているようなら具合が悪いサインです。鼻水に色がついている場合は、すぐに病院を受診しましょう。
【鼻水が出ていたらこんな病気を疑ってみよう】
<歯の不正咬合の疑い>
・ペットウサギには非常に多い病気です。臼歯(奥に生えている歯)や切歯(前歯)が何らかの理由で嚙み合わせが悪くなり、歯の長さが調整できなくなってしまいます。歯が伸びて口の中を傷つけ細菌感染を起こしてしまったり、歯根にも影響が出て、歯根膿瘍の原因にもなります。
・白っぽい涙がでる、白っぽい鼻水が出るといった症状は歯根が伸びすぎることに起因していることがあります。
<スナッフル>
・「慢性鼻炎」、「鼻性呼吸(びせいこきゅう)」、「閉塞性鼻呼吸」ともいいます。
・鼻腔(びくう、鼻の入り口から喉までの空間)の細菌感染が主な原因と言われています。「鼻甲介骨(鼻腔内の骨)」の細かい迷路状の構造が、症状を慢性化させる原因の一つとなっています。
・主な症状は、明らかなほどはっきりと鼻呼吸をしている、くしゃみや鼻水、いびきなどの症状を伴う呼吸をしているなどです。
・初期の症状は、透明な鼻汁やくしゃみ、結膜炎がみられます。進行していくと、鼻汁が黄白色をし、膿のよう変化していきます。鼻のまわりにも付着するようになり、前足で鼻をこするため、前足も汚れがみられるようになります。
<鼻涙管閉塞(びるいかんへいそく)>
・「鼻涙管」が細菌感染などによって炎症を起こして詰まる症状です。
・「鼻涙管」は、目と鼻をつなぐ管のことで下まぶたの裏側に空いた小さな穴(涙点)から始まり、鼻の穴の奥へとつながっています。
・涙は役割を終えると「鼻涙管」を通って鼻の奥へ流れていきます・
・臼歯の歯根によって圧迫されたり、「鼻涙管」の細菌感染によって結膜炎になったり、逆に結膜炎から鼻涙管閉塞が起こることもあります。
【予防と対策】
★毎日の健康チェックをしましょう★
初期のほとんどが無症状なので、毎日の健康管理が大切です。大きな発症原因になるので、常にストレスのない環境づくりを心がけましょう。
★清潔な環境づくり★
不潔な環境、換気不良により尿のアンモニア濃度が高いなどの環境要因は症状を悪化させます。ケージ内の掃除は毎日行い、衛生管理に努めましょう。
★温度管理★
低温や急激な温度変化も、病状を悪化させる大きな要因なので保温に努めることが大切です。病状が重くなると、体重減少が起こります。抵抗力をつけるためにも栄養補給は必要ですが、ウサギ状態によって異なりますので、獣医師の指示に従いましょう。
◎上唇が避けている兎唇(としん)は、ウサギの大きな特徴のひとつです。ウサギの口はあまり大きく開きません。
◎ウサギの舌には17,000もの味蕾(みらい、主に舌の表面にある蕾のような形をした、味を感じる小さな器官)があります。人間は5,000~9,000なので、ウサギの味蕾は人間の約2倍もあることになります。
◎ウサギの味覚は人間よりも発達しており、約8,000種類の味を判別することが出来ると言われています。ウサギはグルメな動物としても知られています。
ただし、味覚は好き嫌いの区別のためで、ウサギは有害なものを判別することはできないと言われています。また、自己主張が強く、ウサギは好き嫌いがはっきりしている動物です。
◎ウサギの(≧∀≦)ゞヒゲ(触毛)は障害物との接触や風の方向、湿気や気圧の変化などを感じる感覚器官としての役割があります。
(≧∀≦)ゞ・
「触毛(しょくもう)」には、毛根に神経が集中していて外からの刺激を受け入れて取り込む機能を持つ毛のことをいうよ。
◎ウサギには、頬のヒゲの他に口元、目の上にもヒゲが生えています。
ヒゲは地下に掘ったトンネルの中など、暗い場所や狭い場所と通るとき、その幅を知り口元にあるものを認識するためのセンサーとして機能しています。
◎ヒゲは人間の髪の毛のように、成長期、退行機、休止期を繰り返した後に脱落し、また新しいヒゲが生えてきます。
(≧∀≦)ゞ換毛期と一緒に抜け落ちることもあるよ。
※ヒゲは大切な役割をしています。切ってしまうとバランス感覚などが悪くなる可能性もあるので、ヒゲをハサミなどで整えるのはやめましょう。
◎メスのウサギの顎の下や胸の上あたりに皮膚が余って垂れ下がった部分で、「マフ」「マフマフ」とも呼ばれています。
◎野生のウサギでは冬の間のエネルギー源として、出産のエネルギーを蓄える役割があります。また、出産前(偽妊娠でもみられます。)などは、肉垂の部分の毛をとって巣作りをします。
◎2,3歳以上のメスに著しく目立つようになってきます。
◎ウサギには声帯がないので、犬や猫のような鳴き声を発することはありません。しかし、音を出すことで感情や体調を表すことがあります。
🐇「ブッブッ」と鳴く🐇
・短く連続した音をだします。怒っている、警戒している、あるいは興奮してるときです。
🐇「グーグー」と鳴く🐇
・グーグー、プープーという小さな音で、リラックスしている時に聞こえます。
(#^.^#)ウサギが寝ている時にも聞こえたことがあったよ。
🐇「軽い歯ぎしり」をする🐇
・リラックスしている時、ウサギはカリカリと軽い歯ぎしりをします。目を細め、気持ちよさそうにしていることもあります。
(#^.^#)ウサギを撫でている時にもみられることがあるよ。
🐇「強い歯ぎしり」をする🐇
・ガリガリと強い歯ぎしりをします。背を丸め、うずくまるような姿勢をしている場合は痛みがあるかもしれません。様子をみて病院に受診しましょう。
🐇「キー」という叫び🐇
・極めて強い痛み、恐怖があるときに発する「悲鳴」です。
私は聞いたことがあります。大きく一言、叫ぶように目の前で飼いウサギが鳴き、倒れ亡くなりました。呼吸困難な時などは、何度も「キー」「きー」と繰り返し鳴き、息をひきとります。飼い主にとってはとてもつらい体験ですが、亡くなるまで見守るためには、ある程度覚悟は必要になるかもしれません。でも、大切な家族だからこそ受け止めなくてはならないのだとも思います。
ウサギの食事には気をつけないといけないのかな。おいしいものをあげすぎると、好き嫌いが激しくなっちゃったりするし、色々な病気の原因にもなるのかなぁ?