ウサギ体雑学(皮膚)
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あごすりブログ
◎野生のウサギは、草の葉や芽、根、種子など冬には木の葉や木の皮などを食べています。このような野生のウサギと同じものを飼いウサギに与えるのは大変です。
そのため、栄養バランスを考え、入手しやすさ等を考慮し、適切なものを与えていきます。
◎牧草は、タンパク質やビタミン、ミネラルを摂取することができ、繊維質も豊富です。よく噛まなければ食べられないので歯の適切な摩耗を助け、また消化管内の環境を整えるのに役立ちます。
【アルファルファ(米名)/ルーサン(欧名)】
◎和名はムラサキウマゴヤシといいます。世界最古の牧草です。
◎中央アジア原産のマメ科の多年草。
◎高さ50~130㎝になります。
◎世界で広く栽培されており、主な生産国としては、米国、カナダ、アルゼンチン、フランス、スペイン、オーストラリア、中東、南アフリカなどがあります。
◎高タンパクで、ビタミンやミネラルを多く含んでいます。ミネラルの中ではカルシウムが多く含まれています。
◎葉は茎より2~3倍の粗タンパク質を含み、ビタミンやミネラルも多いと言われます。
◎高たんぱくなことから、成長期のウサギに適した牧草ですが嗜好性が高いので食欲のないときに与えたり、痩せてきた高齢のウサギに与えるのもいいのかもしれません。
(※ただし、高カルシウムのため、カルシウム尿を排泄するウサギでは制限したほうがよい)
【チモシー(牧草名)/オオアクガエリ(和名)】
◎柔らかな多年草。
◎ごく短い地下茎があり、多数の茎を束状に出し草丈は50~100㎝で茎部分は斜めに出ています。葉は線形で平たく、触感はざらついていますが毛は生えていません。
◎一般的に5月、7月、9月の年3回収穫され、その最初に収穫されたものを1番草、2番草、3番草と呼びます。
◎栄養バランスが良く、繊維質が多く、消化に適しています。与えた際にもよく歯を使って食べるため「不正咬合」の予防になります。
【オーツヘイ(牧草名)/エンバク(和名)】
◎えん麦を原料とする牧草で、ウサギや牛などの飼料として利用されます。
◎栄養は低タンパク質、低カルシウム、高繊維質です。
◎オーツヘイはチモシーと同じイネ科の牧草ですが、他のイネ科の牧草よりも消化されやすい繊維質を多く含んでいます。また、カロリーも抑えられています。
◎オーツヘイは太い茎と香ばしい穂が食欲を促進します。オーストラリア産は特に糖度が高く、嗜好性が良いそうです。
(ノ◕ヮ◕)ノ*:・゚✧・「一番刈り」とは、
種から育った牧草が最初に刈り取られたものをいうのですぅ。春から夏にかけて収穫されるのが一般的で、根から吸い上げた栄養がたっぷり含まれているのが特徴ですぅ。
(ノ◕ヮ◕)ノ*:・゚✧・「2番刈り」とは、
「1番刈り」の後に再び生えてきて、夏の終わりから秋に刈り取られたものをいうのですぅ。栄養価と繊維質は1番刈りには劣るけど、茎は細目で柔らかいから食べやすいのですよ。
(ノ◕ヮ◕)ノ*:・゚✧・「3番刈り」とは、
冬の初めに刈り取られる牧草のことです。「3番刈り」は「1番刈り」よりも繊維質の量に違いがあるかもしれないけど、牧草嫌いのウサギが食べてくれるのなら意味があるですぅ。
ウサギはグルメだから、牧草が嫌いにならないように、小さいころから積極的にあげたいよね。だって、嫌いになっちゃたら、なかなか食べてくれなくて大変だよ~。
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