ウサギの体

ウサギの体雑学(歯)

kagoha0804@outlook.jp

ウサギの口の中は、どんな感じ?

◎草食動物であるウサギの歯は特殊な進化を遂げてきました。
ウサギは、(ノ◕ヮ◕)ノ*:・゚✧ウサギ目(重歯目)に属します。

◎ウサギも乳歯(子供の歯)と永久歯を持っています。お腹の中にいるうちに乳歯は抜けて、出生後約40日で永久歯に変わります。
◎人間、犬や猫などにある犬歯はウサギにはなく、「切歯(前歯)」と「臼歯(きゅうし、奥歯)」の間には、歯隙(しげき)と呼ばれる隙間が出来ています。
◎「切歯(前歯)」と「臼歯(奥歯)」は全部で28本あり、上顎の「切歯」は正面から覗いている大きな歯とその後ろに小さな歯(小切歯)が存在します。

【「切歯」の役割と特徴】
◎「切歯」の役割の一つは、物を嚙み切ることです。この時下顎が左右に動きます。
◎この動きは物を食べていないときにも見られます。ウサギは「切歯」を身づくろいするときにも使っています。皮膚や毛の汚れを取り除いたり毛並みを整えるのも「切歯」の役割となります。
◎ウサギの「切歯」には、体の中で一番硬いといわれるエナメル質が歯の手前側(唇側)だけにあり、裏側(舌側)にはありません。そのため物を噛んだり、歯をこすり合わせる動きによって削られ、適度な長さを保ちつつ先端が鋭く維持できるのです。

【「臼歯」の役割と特徴】
◎「臼歯(きゅうし、奥歯)」の役割は、食べ物をすり潰すことです。
ウサギの「臼歯」は上下の歯の噛みあう面が「切歯(前歯)」と違って広く、物をすり潰すのに適した形状になっています。

◎物をすり潰す時は、下顎を左右に動かし上下の歯がこすれあいます。下顎は1分間に最高120回も動かすそうです。

◎臼歯の側面はエナメル質で覆われていますが、上下の歯がかみ合う面は平ではなく、柔らかいセメント質と象牙質、エナメル質が入り組んでいます。

◎上顎と下顎では「臼歯」の大きさも異なります。上顎の「臼歯」は左右に幅があり、下顎の「臼歯」は上顎の臼歯ほど幅はありませんが前後の厚みがあります。
(ノ◕ヮ◕)ノ*:・゚✧ ウサギはネズミとは分類がちがうのですぅ。

・「重歯目(じゅうしもく)」というのは、「切歯(せっし、前歯)」が重なっている特徴を持っているのですぅ。
ウサギは以前、ネズミと同じ仲間として「げっ歯目」というものに分類されていたのですぅ。けど、1912年に血清学(血清や体液の科学的研究)的な相違や「小切歯」という構造の違いによってウサギは「重歯目」に分類されたのですぅ。

ウサギの歯はなぜ伸びるの?

◎ウサギは全ての歯が生涯にわたって伸び続けます。

◎ウサギの歯は「歯根(しこん、歯の根っこ部分)」が閉じずに開いたままになっています。
「歯根」の周りでは歯を形成する(ノ◕ヮ◕)ノ*:・゚✧細胞の分化と組織形成が次々に作られては補充されていきます。そのために歯は常に伸び続けます。
ちなみに、人間の「歯根」は先端に小さな神経や血管を通す穴を残し、閉じています。そのため、歯が伸びることはありません。

◎ウサギの歯が伸びる長さは、上顎の切歯で1週間に2mm、年に約12.7㎝下顎の切歯で20.3㎝となるそうです。または、4~6歳のウサギでは月に1㎝以上伸びるといったデーターがあります。
(ノ◕ヮ◕)ノ*:・゚✧ 人間とはちがうのですぅ

・「細胞の分化」とは、何にも役割の持っていない細胞が、特定の機能や形態を持つようになることをいうのですぅ。
・「組織形成」とはですね、骨の形成のことをいうのですぅ。
だから、歯の根っこでどんどん「歯(骨)」が出来ていくってことなのですぅ?。
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あごすりブログ
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ウサギの飼い主
飼い主歴:38年 今まで4品種のウサギをお迎えしました 静岡県在中 1979年生まれ
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