ウサギの体

ウサギの体雑学(足、しっぽ)

kagoha0804@outlook.jp
[:ja]

ウサギの足の特徴は?

◎ウサギは自然界では捕食される側の動物です。天敵から逃げるため、体重が軽くなるように骨は薄く、跳躍ができるように筋肉は発達し、持久力に優れています。

◎ウサギはとても強靭な筋肉を持っていて、その骨格を動かす筋肉の量は体重の約50%を超えるほどなのです。
しかし!、骨格はかなり軽く、体重当たりの比率は7~8%ほどです。ちなみに、猫は体重の12~13%となるそうなので、猫と比べてもかなり軽いんですね。

◎体は筋肉質で前足は短いですが、後ろ脚は大地を蹴るために前足よりも長く大きくなっています。

◎ウサギの跳躍力は優れていて、高さ約50~60㎝、距離は1mくらい跳べる脚力を持っているのです。
また、加速すればε=ε=ε=⇉3mは軽く跳ぶことができ、高さも足を掛けながら飛び越える形ならば1mは跳ぶことができるそうです。

◎一方で、跳び下りるのは苦手です。中途半端に高い距離だとウサギは視力が悪いため距離を認識できないまま跳び下りて骨折してしまうこともあります。

◎前足に指は5本あります。穴を掘るために前足は後ろ足に比べて短めです。
気に入らないものが近づくと、穴を掘るように引っかいたりします。

◎後ろ足は長くて丈夫で、指は4本となっています。前足同様で足の裏は毛で覆われています。猫や犬のように肉球はありません。
ウサギ同士のケンカでは、お互いジャンプして空中で後ろ足を使い蹴り合います。抱っこが嫌いな時も後ろ足で蹴ります。

🐇<足の健康チェックしていますか?>🐇
足を引きずるような動作をしている時にはケガをしている可能性があります。

足裏を見て、禿げて赤くなっていたり、出来物ができていたら「ソアホック」の場合があります。

前足の親指部分がよだれで常に濡れていたり、カビカビになっていたら不正咬合の疑いがあります。
◎爪は手や足の指の先に生えている、角質化して硬くなった皮膚の付属機関で、指先を保護する役割があります。
動物の爪には感覚神経が通っているため、適切でない方法で切ると痛みを感じることがあります。

◎ウサギの爪は( ̄﹃ ̄)「鉤爪(かぎづめ)」です。

( ̄﹃ ̄) 草食動物の馬や牛なんかは蹄(ひづめ)だけど、ウサギは「鉤爪なんだな~

「鉤爪(かぎづめ)」というのは、動物の爪の一種で下向きに湾曲して鋭くて尖った形をしているのだな~。

「鉤爪」の役割は、引っ掛ける、刺す、地面に食い込ませるなんかなんだな。爪の先端が尖った筒状をしていて、古くなった表面の爪が剥がれる構造になっているのだな~。

◎ウサギの爪の根元近くには「クイック」と呼ばれる血管と神経が集中した部分があり、この場所を傷つけると出血や痛みを生じることがあります。

爪の伸びすぎは、折れてしまったり、爪を引っ掛けてケガをすることもあるので注意が必要です。

◎ウサギの爪切りの頻度は個体によって異なりますが、よく動くウサギなら2~3ヶ月に1回、あまり動かないウサギならば1~2カ月に一度が一般的です。活発に動くウサギよりも、じっとしているウサギのほうが爪は伸びやすい傾向にあります。
◎ウサギの爪には血管や神経がはしっています。これらを傷つけないためには、爪先のほうの段になった所で切ります。
◎爪をしばらく切らないと、長くなった所に神経や血管が伸びてきますから、こまめに少しずつ切ってあげましょう。このようにすると、神経や血管が少しずつ後退していきます。
どうしても爪を切るのが苦手な時には、動物病院に相談してみましょう。

🐇<爪のチェックもしてみましょう?>🐇

爪が伸びすぎていませんか?
爪は折れていませんか?
爪から血は出ていませんか?

【出血した時の応急処置について】

◎爪切りによる出血の場合ひどい深爪でなければ、出血している箇所に止血剤を1分ほど押し当てます。それで出血が止まらないときには動物病院に連れていきましょう。
◎完全に爪が折れているような時には、患部を優しく包帯で巻いて動物病院を受診しましょう。包帯を巻くと病院へ行くまでの間の出血量をできるだけ少なくすることができます。
※血を止めようと強く巻きすぎてしまうと、「うっ血(血液の流れが滞って、静脈や毛細血管が拡がり静脈の血が異常に溜まる)」してしまうの注意しましょう。

◎移動時間が長くなる場合は、10分に1回くらいの割合で巻きなおし、長時間血流が止まらないように気を付けましょう。途中で出血が止まった時には包帯は外しておきましょう。
◎ウサギの尾には毛が生えており、平らな形をしています。品種によりますが、尾の長さは4.5~7.5㎝ほどです。

◎通常時には背中に沿わせていますが、リラックスしている時には垂れています。
警戒や緊張、興奮をしている時などは、しっぽを上に向けピンと立てています。
野生では敵から逃げる際、しっぽを上げて仲間に危険を知らせることがあります。

◎また、しっぽを上げると、「鼠経腺(そけいせん)」という「臭腺」が開くので発情中には、しっぽを上げて匂いとともにフェロモンを振りまきます。

◎ウサギがしっぽを振っている時には何かに集中して匂いを嗅いでいる時が多いそうです。興奮している時にもしっぽを振ることがあります。

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あごすりブログ
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ウサギの飼い主
飼い主歴:38年 今まで4品種のウサギをお迎えしました 静岡県在中 1979年生まれ
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