ウサギ雑学(ストレスについて)

kagoha0804@outlook.jp

日常のストレスについて考えてみよう

◎新しい家にやってきて、その環境になれるまでの間ウサギは多くのストレスにさらされています。見知らぬ場所、嗅いだことのない匂い、食べたことのないものなど、馴染みのないものはすべて最初はストレスになります。
◎家に慣れてからもストレスはあります。
・騒音:テレビ、ステレオのほか、電気製品の騒音、携帯電話などいつ鳴るかわからないものなど
・振動:室内で振動を出しているものがないか確認をしてみましょう。また、ケージは騒音や振動のある場所、壁際・窓際などから離して設置しましょう。
・暑すぎたり寒すぎたり:空調の風が当たり続ける、室温が急変しないようにしましょう。
・肉食動物の存在:犬や猫、フェレットなどはウサギと別空間で飼う、仲の良くないウサギ同士も注意が必要です。
◎ウサギにのような賢い動物にとっては「退屈」もストレスの原因のひとつになります。

【接する時のストレス】
◎ウサギを観察することは大切ですが、観察しすぎることはウサギのストレスになります。ウサギは捕食される動物ですから、誰かからジッと見られているということはウサギにとっては「狙われている」ということになります。そのようなリスクのある時には、食事をしたり排泄するというような敵に隙を見せるような行動はしにくい状態にあります。
◎ウサギが飼い主に望む距離感はそれぞれ異なります。いつでもかまってほしいという甘えん坊タイプや一人でマイペースに過ごすことが好きなウサギもいます。
また、一日の中でもかまってほしい時、放っておいてほしい時もあるでしょう。
声をかけてもらうのは好きでも、撫でられたり抱っこされたりするのは嫌だというように「かまう」度合いや好みもウサギによって様々です。
◎仕事や学業などが忙しく、ウサギと一緒に過ごす時間が短くなり、「へやんぽ」の時間は変わっていなくてもあまり一緒に遊べなくなったりと飼い主のライススタイルが変化することによってウサギの時間の濃密さが変化することもあります。
飼い主のライフスタイルが変わることでウサギの疎外感につながることもあります。

【しかたのないストレス】
◎ウサギに十分な配慮をすることは必要ですが、生活する中でどうしても出てしまう騒音などは慣れてもらうしかありません。慣らすことのできるレベルのストレスならば、慣らすことが必要です。
◎例えば、ペレットを切り替えることはストレスですが必要なことであれば、ウサギに乗り越えてもらうしかありません。
動物病院に連れていくことも、「連れていくストレス」と「放置して病気がひどくなる」ことのどちらがいいか考えてみましょう。
個体差もありますが、ウサギのために乗り越えるべきストレスについては時間をかけて徐々に慣らしながらストレスと上手に向き合っていきましょう。

【ウサギにとって良い刺激】
◎なんの刺激のない暮らしは退屈で、それはそれでストレスになります。例えば、新しいオモチャをもらったとき最初はちょっと怖くても、どうやって遊ぶのかを知ることができると楽しい刺激となります。こうした楽しい刺激なら、どう受け止めようかと頭を使ったり体を使ったりすることで暮らしに活気が出ます。
こうしたウサギの暮らしを楽しくする刺激は「いいストレス」となります。

うさカッチュ
うさカッチュ

飼い主とウサギにとって良い関係づくりやいい環境づくりについて考えることは結構楽しいことですよ♪

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あごすりブログ
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ウサギの飼い主
飼い主歴:38年 今まで4品種のウサギをお迎えしました 静岡県在中 1979年生まれ
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