「少しずつの幸せ」

「少しずつの幸せ」

人生を謳歌し　この人生をあなたは
少しずつ淘汰してゆくのでしょう。
私は少しでも「幸せだ」と思う瞬間を願いましょう

私はこの空にひたる　見上げた空は
どこまでも続き吸い込まれそうな青色で
その瞬間　私は幸せを感じた

ご近所の知らない人が私に挨拶をした
ああ、一瞬でも私を気にかけてくれたのかと
その時　私は寂しさを忘れることができた

今日、無性に食べたいと思った目玉焼きを食べる
口の中に残る　卵の濃厚な味に
ああ、こんなことでも幸せなのだと私は思った

夜空を眺めた先に　星よりも輝く
少しだけ黄色い金星と　一つだけ見つけたオリオン座
頭の中の嫌な思いが　澄んだ空気の中に薄れていった

こんな少しだけの幸せな瞬間が
私の　日々の心を救ってくれる