ウサギついて、歴史
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あごすりブログ
◎ウサギは人よりもはるかに早く年を重ねていきます。飼育環境や個体差にもよりますが、ウサギも人も同じように「老化」は避けることはできません。
◎高齢なると「聴覚」、「視覚」、「嗅覚」などが衰えてきます。そのため、人が近づいたことにウサギが気づかないこともあります。食欲が減退する様子が見られることもあります。
◎(●ˇ∀ˇ●)「老齢性白内障」や「ぶどう膜炎」が誘発されやすくなります。目ヤニや涙が多くなります。
(●ˇ∀ˇ●) 「白内障」というのは、
・眼の水晶体(ものを見るときピントを合わせる役割をしている器官)のタンパク質が「過酸化脂質(かさんかししつ/脂質が活性酸素によって酸化されたもの)」によって酸化することによって、「水晶体」が白く濁り、視力が低下する病気ですわ。
あと、「ぶどう膜炎」というのは、
・「ぶどう膜」は眼球全体を包んでいる組織をいってですね、「脈絡膜」、「毛様体」「虹彩」からなっていて、血管が豊富な組織なのですわ。「ぶどう膜炎」はこれらの組織に炎症が起こる病気なのですわ。原因はパレスツラ菌感染が多いのですけれど、エンセファリトゾーン症の感染もあるのですわ。
・「結膜」や「角膜」の充血、涙や目ヤニが多いといった症状が現れるのですわ。進行していくと、眼の中に白っぽいもやのようなものがみられて「まぶしがる、まぶたの痙攣、痛み」などの症状も出ることがあるのですわ。
◎「耳の手入れ」が自分でしにくくなり、ウサギの耳が汚れやすくなります。
◎ウサギの食事量が減り、歯を使わなくなると歯が伸びすぎてしまいます。歯がぐらついたり抜けたりすることもあります。
◎皮膚の水分量や脂質量が減り、皮膚の弾力や潤いがなくなってきます。
・年をとり、毛づくろいをすることが少なくなり、毛並みが悪くなります。毛艶がなくなる、パサつく、毛の量が減り薄くなるといった変化が見られます。
◎消化管の機能が下がり、「下痢」や「便秘」を起こしやすくなります。腎臓の機能が衰えるので、「腎不全」を、心肺機能が衰えるので「心不全」を起こしやすくなります。
◎筋肉量が減ってくるため痩せてきます。跳躍力が衰え、骨も骨密度が低下するため骨折しやすくなります。関節が硬くなるとウサギが動きたがらなくなっていきます。
◎運動量が減ってくると、爪が伸びやすくなります。
◎ウサギの免疫力が衰え、病気や感染症になりやすく、病気が悪化しやすく治りにくくなります。
◎体内のバランスを維持する力が低下し、体温調節などが上手くいかなくなっていきます。認知機能も低下していきます。
◎筋力の低下や老齢性の感染症などによって、排泄の問題が起こりやすくなります。「うっ滞」を起こしやすくなったり、「尿漏れ」をすることがあります。
◎食餌量が変わらないのに、あまり動かなくなると太りやすくなります。
反対に老化が進むと食餌量が減り動かないため、筋肉量も減ることで痩せてきます。
※ウサギの寿命は病気の早期発見、治療で伸ばすこともできます。そのためにも、定期的な健康診断を行うなど健康管理に気をつかいましょう。
【世界一ご高齢なウサギ】
◎ギネス世界記録に認定されている、世界で最も長生きしたウサギはオーストラリアで暮らしていた『フロプシー』というウサギです。
◎年齢は「18歳10ケ月」で人間の年齢にすると推定約120~130歳に相当します。
※一般家庭で飼育されているウサギの平均寿命は5~8年程度ですが、飼育環境の向上や医療技術の進歩により、10年以上長生きするウサギも増えてきています。
いつまでも、ウサギと一緒に長く付き合いたいですね。
ストレスの少ない生活を心がけていきましょう。💕