ウサギの雑学(温度と湿度)

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気温によっておこるウサギの病気

◎20~26度が快適温度であるウサギにとって、猛暑を乗り越えるのは大変です。
春や秋は寒暖差が大きく、朝は涼しかったのでエアコンをつけずに出かけたら、日中はとても暑くなることもあります。
温度差が大きいとウサギの負担にもなります。エアコンのタイマー機能をうまく活用し、外出するなど対策を行いましょう。

【熱中症】
◎ウサギは暑さに弱い動物です。ウサギが耐えられないほど外気温が過度に上昇すると体温の維持が困難になります。
◎ウサギの体温が「40.5度」を超えると痙攣(けいれん)などの神経症状が見られるようになります。
体温が「42~43度」では、ウサギは数分しか耐えられません。
◎主な原因は、・高すぎる温度や湿度、・直射日光、・風通しの悪さ、・飲み水不足などです。

■それによっておこる熱中症の症状は■
▣ 体熱がこもって体温が上昇する。
▣ 体熱放散のために、耳の末梢血管に血液が集まり充血するため耳が赤くなります。
▣ よだれを多く出します。あえぐように呼吸が早くなってきます。
▣ 進行するとチアノーゼを起こし、ぐったりします。痙攣(けいれん)し、手遅れになると意識を失って亡くなることもあります。

★熱中症を予防するには★
★ ケージは直射日光が当たらない場所に設置しましょう。
★ 常に新鮮な飲み水を用意し、きらさないように気を付けましょう。
★ 温度管理のために、ウサギのケージの近くに温湿度計を設置しておきましょう。
★ 肥満や長毛種(皮下脂肪が多かったり、被毛が厚いと体熱をためやすく、放熱しにくい)、高齢(体温調節機能が衰えている)、幼い(体温調節機能が未発達)、病気(特に循環機能や呼吸機能が衰えている)の時などは特に気を付けましょう。

※熱中症の応急処置※
〇熱中症では、まず頭を冷やすことが何よりも大切です。
濡れタオルなどで頭を冷やしましょう。急に冷たい物をあてるとショック死してしまう事もあるので、まずは水道水に浸したものを1~2分頭を冷やしてから、徐々に身体全体を大きめのタオルで覆うように冷やします。
※身体を水中につけるのは、もしも熱中症でなかった場合症状を悪化させたり、ストレスをかけてしまいます。熱中症かと思っても水に入れるのは避けてください
〇自ら水が飲める状態であれば、水を飲ませましょう。
※ただし、意識がないときに水を飲ませると、肺に水が入ってしまい危険です。

【低体温症】
◎動物の「低体温症」とは、何らかの原因で体温がコントロールできなくなり、体温が平熱より下がり体が冷たくなる状態です。
◎ウサギの低体温症の原因としては、胃腸のうっ滞などの病気、下痢による脱水、年齢やほかの病気によるものがあります。
◎耳が冷たくなり、白っぽくなります。
◎ケージの隅で体の下に手足を入れ丸くなり動こうとしなくなります。
※低体温症の疑いがある場合は、できるだけ早く動物病院に受診しましょう。

★ウサギを低体温症から守るには★
★ケージを毛布や専用カバーなどで覆う
★敷き藁を敷き詰める
★ケージの中に巣箱などを設置する
★温度計を設置する際には、ケージと同じ高さに設置する
などです。

⛄ウサギの寒さ対策⛄
毛布
◎冷気は室内のいたる所から侵入し、ウサギの体表から体温を奪っていきます。ケージにも毛布やフリースなどの布をかけるとケージのすき間風が入るのを防いでくれます。
とても寒い冬の時には、100円ショップなどで、組合せのできる金網をいくつか購入し、ケージの外側にもう一つのケージを作るように囲って対策をしました。100円ショップには保温シートも購入できるので金網にシートを張って少しでも暖かくなるようにしてみました。冬の定番アイテムになりましたよ♪
ヒーター
◎寒いときにウサギが小さなスペースに潜り込もうとするのは自らの体温で自分の周囲の空気の層を温め、体温を維持するためです。
◎ケージ内は広すぎるため、ヒーターを設置し温めてあげましょう。

これまで、ファンヒーターや電気ストーブなどいろいろ試しましたが、遠赤外線のヒーターはつけっぱなしでも、火事になる心配が他の物よりも少なく使いやすく感じました。

電気ストーブはウサギが近すぎると、ヒゲが燃えてしまったりなど危険なこともありました。遠赤外線などでは近づいても燃えることはないので安心です。

プリセット4
プリセット4
◎その他には、動物用のホットカーペットなどもあります。
◎ヒーターで温められた空気で対流が起こり、乾燥しやすくなります。乾燥した空気は、鼻やのどの粘膜を乾燥させたり静電気が起きることがウサギのストレスにもつながります。
乾燥を防ぐために、ケージの天井に水を含ませたペットシーツやタオルなどを置くとよいでしょう。
◎また、空気がこもらないようにケージの風通しは1日数回行うなど配慮が必要です。
うさカッチュ
うさカッチュ

暑い日がズーと続いたり、なかなか人間でも大変な時があるよね。人間は自分で何とかしのぐことはできるけど、ペットのウサギはそうはいかないよね。温度管理は大変だけど、ストレスなく快適に過ごしてもらいたいなぁ~♪

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あごすりブログ
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ウサギの飼い主
飼い主歴:38年 今まで4品種のウサギをお迎えしました 静岡県在中 1979年生まれ
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