ウサギについて雑学(肥満)

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「肥満」っ何?

◎「肥満」は、食べて摂取したエネルギーが消費するエネルギーを上回ってしまい、余ったエネルギーが体脂肪として蓄積されていく仕組みになっています。

「肥満」は様々な病気の主な原因になります。高齢になり運動量が減り、代謝が落ちているのに若い時と同じ食事内容の場合は太りやすくなってしまいます。

また、(#^.^#)「避妊手術」が「肥満」のきっかけになることもあります。

牧草をあまり食べず、ペレット中心の食事は「肥満」になりやすくなります。

(#^.^#)「避妊手術」って?なんで太るの?
・ウサギの「生殖器系疾患」は多くの場合「避妊矯正手術」をすることで予防ができるというのです。
じゃぁ~、手術することでウサギにとってどんな良いことがあるんでしょう?リスクは?
しっかり理解して、獣医師さんとよく相談してから決めなくちゃだめですね。
・注意することは、全身状態の悪いウサギを手術することはとても危険ということですね。手術に耐えられる体力があるかどうか獣医師によく話を聞くことが大切です。
繁殖に向けるエネルギー要求量が減るので、手術前と同じエネルギーを摂取していると太りやすくなることがあるんです。
でも、無暗に食餌量を減らさずに体重や体格の変化にも目を向けていきましょうね。

・オスは去勢手術をしても、5~6週間ほどは副生殖腺に精子が残っているためメスを妊娠させる可能性があるんです。
性成熟が過ぎたら手術は可能ですよ。理想的なのはメスは生後6~8週くらい、オスは生後6ヶ月以降がよくて、1歳までに行うのが理想とされているそうです。

「肥満」になると何が悪いの?

◎「肥満」は心肺機能への大きな負担となります。体の動きが悪くなり、毛繕いしにくくなり毛並みが悪くなります。
盲腸便が食べられず、肛門周囲が汚れやすくなります。メスは肉垂(マフマフ)のたるみが大きくなり湿性皮膚炎になりやすくなります。
◎体重が重くなると、骨や関節に負担がかかりやすくなります。ウサギの背中やお腹周りに脂肪がつき体重が増加するため動きたがらなくなります。
音や刺激に対して、体の反応が鈍くなります。
肥満によって起きる障害
脂肪肝(肝臓に脂肪が溜まっている状態
糖尿病
心臓や内臓への圧迫
手術を行ったときのリスクが高くなる
◎「肥満」は一度太ってしまうとなかなか脂肪が落ちないのは人もウサギも同じです。日頃の食餌量の管理、体重管理で太らないための暮らしを送らせてあげることが長生きの秘訣です。

ウサギの肥満はどうやってわかるの?

◎ウサギの体重だけでなく、実際の体格や筋肉、脂肪のつき具合で判断します。
特に長毛種は実際の体格が一見分かりにくいことがあります。見た目だけでなく、体をやさしく触ってチェックしましょう。
◎動物病院での健康診断を定期的に行うことで、病気の早期発見につながり肥満予防にもつながります。
◎肥満になると背中から背骨や腰骨が触れない、股の下から胸にかけて皮膚の上から肋骨を触るのが難しいといった状態になります。
【セミアーチタイプ】
・アメリカン(約5㎏以上)・ベファレン(約5㎏以上)
・イングリッシュロップ(約4.5㎏) 等
◎胴体がとても長く、トップライン(横から見たく首の後ろからお尻までのライン)は首の首の後ろから肩の部分までが平らで、腰からお尻部分が一番丸く弧を描きながら尻尾の付け根まで続いている。

【コンパクトタイプ】
・ダッチ(約2㎏)・アメリカンファジーロップ(約1.8㎏)
・イングリッシュアンゴラ(約3.4㎏)・ミニロップ(約2.9㎏)等
◎体が小さくコンパクト。いくつかの品種は、肩の高さが腰よりも少し低いため、トップラインはほんの僅かしかない。
横から見ると方から腰に掛けて少し細くなっているかほぼ同じ高さである。体を上から見た時、腰から肩に向かって細くなっているか腰と肩の幅が同じになっている場合がある。

【コマーシャルタイプ】
・フレンチアンゴラ(約3.9㎏)・フレンチロップ(約4.9㎏)
・レッキス(約4.8㎏)・サテン(約4.9㎏)等
◎中型~大型で肉付きの良いふっくらとした体形をしている品種が多い。トップラインは、腰を超えたあたりで一番高くなる。
体を上から見た時、後ろ半身から肩に向かって細くなっている。ボリュームのある体とがっしりとした肉付きの良さが重視される。

【シリンドリカルタイプ】
・ヒマラヤン(約2.0㎏) ・チェックフロスティー
◎ヒマラヤン一品種のみ。トップラインは真っすぐで、アーチや高く盛り上がることはない。体を上から見た時、まっすぐな円柱形のような体型が理想的。

【フルアーチタイプ】
・ベルジアンヘア(約4.3㎏)・イングリッシュポット(約3.6㎏)
・チェッカードジャイアント(約5.4㎏)等
◎高さのあるアーチ型の体型が美しいタイプ。首の付け根からアーチが始まり、肩、胸、腰を通り、尻尾の付け根まで丸く滑らかで美しいラインが続く。ほとんどの品種は体の幅より体高が非常に高くなっている。体を上から見た時、後ろ半身から肩に向かって細くなっている。

【ハイヘッドマウントタイプ】
・ホーランドロップ(約1.8㎏)・ジャージーウーリー(約1.5㎏)
・ネザーランドドワーフ(約1.1㎏)・ライオンヘッド(約1.5㎏)
◎コンパクトタイプに似ているが、頭は肩の高い位置にあるタイプ。
体重が軽く短い体は、コンパクトタイプに似ているが頭は肩の高い位置にぴったりとついている。頭のつき方は、肩の構造によって決まり、品種によって頭の位置には違いがある。多くの品種は胸幅が広い。
うさカッチュ
うさカッチュ

ウサギの品種によっても適正体重や体格も違います。年齢によっても適宜食事や運動も気を付けて生きたいですね。

コミュニケーションを大切にして、健康観察をしていきましょう。

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あごすりブログ
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ウサギの飼い主
飼い主歴:38年 今まで4品種のウサギをお迎えしました 静岡県在中 1979年生まれ
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