ウサギについて雑学(肥満)
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あごすりブログ
◎太りすぎていることは病気ではありません。けれど太りすぎていると健康上の問題の原因につながっていきます。
太り過ぎている為、運動を嫌がるようになりますます太るという悪循環になります。太り過ぎている時には、健康を維持しながらゆっくりとダイエットに取り組んでいきましょう。
◎肥満を予防するにはまず食生活の見直しをしてみましょう。高繊維である牧草を主食とします。その他に、野菜などを与え果物は少なめにしましょう。
ウサギの専用フード(ペレット)は、一日の量を2~4回程度に分けて与えます。
最近ではカロリーを制限したペレットも多く市販されています。ウサギにあったものを選びましょう。
ウサギ用のクッキーなど、おやつに関しては低繊維で高カロリーのため、コミュニケーションをとる際に少量を与える程度にしましょう。
◎ウサギに「与えすぎている」ものがあれば適量にしていきましょう。次に低カロリーの食材を選ぶなど「与えているものの質」を見直します。
まずは、おやつやペレットなどを見直していきます。そして、適度な運動も大切です。
◎太り過ぎの原因の多くはおやつの与えすぎです。糖質や脂質の多いものを与えすぎては肥満の原因につながります。ペット用クッキーやドライフルーツなどを与えすぎないよう気を付けましょう。
◎ペレットはウサギの体重の約1.5%の量を与えます。ペレットを与えすぎている場合は少しずつ減らし、体重を観察していきましょう。ペレットの量が少ないとあっという間に食べてしまうため、おやつを与えるときのように一粒ずつ手から与えるなど工夫してみましょう。
◎できるだけ毎日遊びの時間を作ってあげましょう。室内の安全対策をするか、ペットサークルで遊ぶ場所を区切り、ウサギをケージから出して遊ばせましょう。
「遊ぶ」ことでウサギは、筋肉がつき、しっかりとした体つきを維持することで体力の余裕ができます。そして、体を動かすことで消化器官の働きも良くなり食欲も旺盛になります。
遊ぶことで飼い主とのコミュニケーションとり、ウサギと飼い主が楽しい時間を共有し絆も深まります。室内で飼育している場合でもウサギが自由に運動する時間をできるだけ長めに取りましょう。
【小型種の食餌】
◎アゴが小さいことから臼歯の不正咬合の注意が必要です。ネザーランドドワーフは神経質な傾向があるため、ストレスが原因で引き起こす消化管のうっ滞への配慮も必要となります。
◎小型種のウサギは「体を大きくしたくない」からと成長期に食餌量を制限するようなことはやめましょう。成長期には適切な量の食餌を与えることが大切です。
◎牧草を十分に与え、不正咬合やうっ滞の予防をしましょう。
【太りやすい品種のウサギの食餌】
◎ウサギの品種のなかでは、ロップイヤー種とレッキス種が太りやすいと言われています。太り過ぎには注意をしましょう。
大人のウサギに与える適切な量の食餌を与えるようにします。チモシーなどのイネ科の牧草を与え、ペレットは体重の約1.5%を目安に徐々に減らしていきます。
加えて適度な運動もさせます。
◎おやつの与えすぎも注意しましょう。太りやすいウサギの場合、食事の「量」と「質」の両方を見直します。
※ただし、与えすぎている場合は「量」を減らしたほうが良いですが、食事の減らし過ぎはやめましょう。
◎痩せすぎていると体力に余裕がなく、すぐにエネルギー不足になってしまいます。痩せて筋力も落ち、あまり動きたがらず、お腹もすかないので食欲がなくなります。その為、ますます痩せていきます。
◎体力の低下だけでなく「食べない」ことによる不正咬合や胃腸うっ滞も気を付けなければなりません。
程よく皮下脂肪もあるがっちり体型が理想的です。
◎痩せすぎのウサギは脂肪がなく、筋肉量も少なく全身がゴツゴツと骨ばっているのが分かります。上から見ると腰が大きくくびれ、横から見ると腹部がぐっとへこんでいます。
◎病気のために痩せている場合は治療が必要となります。実際多いのはペレットの与える量を過度に制限している場合です。
肥満も良くありませんが、あまり痩せすぎるのも良くありません。
◎健康状態で痩せ気味ならば無理に太らせることはありませんが、何らかの理由で食欲がなくなり食餌量が減ってしまうと、エネルギー不足になりますます痩せてしまいます。適切な量のペレットは必要なものです。
もっと太らせなければと高カロリーのものを与えたり、おやつを過剰に与えることはやめましょう。
適度な運動と、適切な食事はウサギも人間と同じように大切なんですね。