ウサギの雑学(体)消化について
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あごすりブログ
◎動物の「腎臓」はそら豆の形をしており、左右1つずつ存在しています。
「腎臓」は血液をろ過して尿を作り、体内の老廃物や余分な水分、塩分などを体外に排出する器官です。
また、血圧の調整や赤血球の生成、骨を強化する働きがあります。
◎ウサギは濃い尿をします。ウサギの量には炭酸カルシウムが多く含まれています。尿の色は白っぽいものから、黄色やオレンジ色のこともあります。
一日当たりの排尿量は約130ml/㎏ですが、生野菜など水分の多い物を与えていたり、水分を飲む量が多いと尿量は増加します。
◎哺乳類は過剰なカルシウムは胆汁と一緒になって便として排泄されます。しかし、ウサギは過剰なカルシウムが尿として排泄されます。尿中のカルシウム濃度は多くの哺乳類で2%以下なのに比べ、ウサギでは45~60%と非常に濃度が高いのです。そのため、ウサギは濁った尿のため、尿から異常を発見しにくい動物なのです。
<健康チェックをしてみましょう!>
※ウサギの場合には、血尿と正常な赤い尿(食べ物によってや個体によって尿が赤色をしています)との見分けが難しいこともあります。 動物病院で検査を受けることが最も良い方法ですが、血尿かどうかは「尿試験紙」で調べることができます。
◎「腎不全」や「子宮」などに疾患があるウサギ、またはその疑いがある時に尿につけて変色具合で検査することができます。
ウサギ専用のものはないため、人間用の物を使用します。
◎pH正常値は8~9で、高タンパク食の摂取や食欲不振、飢餓状態では低下します。
◎タンパク陰性またはごく少量であれば正常で、上昇している場合は腎機能低下を疑います。
◎グルコースが正常な場合は陰性で、痛みや恐怖によるストレスで小~中程度の尿糖が見られることがあります。しかし、一時的であることがほとんどです。
◎ケトンの正常の場合は陰性で、食欲不振や飢餓状態が続くと陽性になります。
◎潜血の正常の場合は陰性で、陽性の場合は「腎盂(じんう)」「腎炎」や「膀胱炎(ぼうこうえん)」などが考えられます。
・「尿試験紙」は短冊状のプラスチックの方に試薬を含ませせ乾燥させたろ紙(反応部分)を張り付けたものです。
・尿検査を行うには採尿した尿を試験紙に1~2秒ほど浸し、引き上げてから容器のふちやティッシュペーパーなどで余剰尿を取り除きます。
・「糖」→(10秒後に比色します) ・潜血→(30秒後に比色します) ・タンパク→(尿に浸した後の判定時間は特に規定されていませんが、1分以内に行う必要があります。)
※「尿検査薬」は「第2医薬品」というカテゴリーに区分され、ほとんどの薬局やドラックストアーなどで購入できます。