ウサギの体雑学(口まわり)
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あごすりブログ
◎「被毛(ひもう)」とは動物の体の表面をおおう毛のことを言います。紫外線から皮膚を守り、体温を保持し打撲など外からの刺激を緩和するなど、生命維持にはとても大事な物理的バリアとして働いています。
◎「被毛(ひもう)」の主な成分はタンパク質でできており、৻(⩀仝⩀)⁊中心から「メデュラ」、「コルテックス」、「キューティクル」という3層構造をしています。
◎全身の毛は防寒の役割も果たしますが、四季のはっきりした地域では、季節による気候の差に毛の生え方が変わっていきます。
◎夏は「夏毛(なつげ)」といい、冬は「冬毛(ふゆげ)」といいます。一般的に「冬毛」のほうが細かい毛が密生しています。
৻(⩀仝⩀)⁊・「メデュラ」というのはね、
鉛筆の芯のように、毛の中心部分にある組織で「タンパク質」と「脂質」を主成分とする細胞なんだ。
・「メデュラ」は毛に圧力がかかった時に変形して、クッションの役割をしているんだ。また、メラニンの色素も含まれているのだよ。
৻(⩀仝⩀)⁊・「コルテックス」というのは、
主に「ケラチンタンパク質」で構成されている繊維状の細胞のことだよ。メラニンなども含めれているよ。
・「コルテックス」は水となじむんだ。そして油を弾く性質があるから、傷んだ髪は濡れやすくなってしまうんだ。
৻(⩀仝⩀)⁊・「キューティクル」というのはね、
毛の一番外側にある組織のことだよ。うろこ状の形をしているんだ。「ケラチンタンパク」という物質でできていているよ。
◎ウサギの皮膚はとても薄く、ケガに弱い傾向にあります。
◎体全体は৻(⩀仝⩀)⁊「オーバーコート(上毛)」と「アンダーコート(下毛)」に覆われていて、なめらかで光沢のある「被毛」を持っています。
৻(⩀仝⩀)⁊・「オーバーコート」とは、
動物の体の一番外側を覆う硬く、ハリのある毛で、体を守るために生えてくる長くて粗い毛のことだよ。
・「ガードヘア」や「上毛」、「トップコート」とも呼ばれいるよ。
৻(⩀仝⩀)⁊・「アンダーコート」は、
毛の生えかたの密度が高くてね、ふわふわとした綿毛のような毛のことだよ。
・「アンダーコート」の役割は、保温や防水、保湿なんかなんだ。
◎ウサギは湿気に弱く、毛は水をはじく撥水性ですが、一度濡れるとなかなか乾きません。
◎ウサギの৻(⩀仝⩀)⁊「換毛期」は年に4回、およそ3か月ごとに見られます。数週間から1ヶ月ほどかけて、頭部からはじまってしっぽ部分に向かって進んでいきます。
◎特に目立つのは「春(冬毛~夏毛へ)」と「秋(夏毛~冬毛へ)」の生え変わりで、「大換毛期」とも呼ばれています。
◎換毛期は気温や日照時間に影響され、本来は春と秋に行われますが、生え変わりの時期は個体差があり一定していません。飼育環境によっても違い、1年を通してダラダラと換毛するケースもあります。
【ウサギの毛質(ファータイプ)】
◎ウサギの「ファータイプ」は4つに分かれています。
<ノーマルファー>
◎一般的なウサギの毛のことをいいます。「ロールバック」と「フライバック」の2種類があります。
◎「ロールバック」は、毛の流れに逆らっておしりから頭に向かって撫でた時にゆっくりと毛が戻るタイプです。品種は「ホーランドロップ」、「フレミッシュジャイアント」、「ネザーランドドワーフ」などです。
◎「フライバック」は、毛の流れに逆らっておしりから頭へ撫でた時にすぐに毛が戻るタイプです。品種は「ダッチ」、「イングリッシュロップ」などです。
<レッキスファー>
◎「ミニレッキス」と「レッキス」の毛のことです。レッキスの毛は非常に密生しています。毛はまっすぐに立つように生えており、全身同じ長さと肌触りです。艶があり、手のひらに触れるとスプリングのように押し返すような感触をしています。
<サテンファー>
◎ガラスのような光沢がある毛です。光が当たると毛の表面がキラキラと反射し輝きます。品種は「サテン」、「ミニサテン」「サテンアンゴラ」だけがこの毛を持っています。
<ウール>
◎ウールはその名の通り、羊の毛に似た毛のことです。「アンゴラ種全般」や「アメリカンファージロップ」、「ジャージーウーリー」などの毛があげられます。
<ベビーファー>
◎子ウサギ時代に生えている毛のことをいいます。細くて柔らかく、ふわふわとした感触をしています。生後3ヵ月ほどで抜け始め、大人毛に生え変わっていきます。
৻(⩀仝⩀)⁊・「換毛期」というのはね、
動物の毛が生え変わる時期のことをいうよ。特に季節の変わり目なんかに起きて、毛の量や毛の質を変化させて過ごしやすいように動物も衣替えをしているんだ。